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会社における防衛コストについて

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会社における防衛コストについて

防衛コストと聞くと、国防に対するコストと

勘違いしそうだが、

ここで言う防衛コストとは、

組織内における防衛コストの事である。

画像引用元:https://goo.gl/gMJgeW

人間には、危険から自分の身を守る

という本能的に反応するといった

「防衛本能」というものがある。

画像引用元:https://goo.gl/viXp9j

例えば、親に怒られるから

悪い点数だったテストの答案用紙を隠す、

上司に怒られるからお客様とのトラブルの

事実の報告するのをためらう

といったことだ。

特に後者においては、

その報告が遅延することで組織に取って

大きなダメージを与える可能性もある。

これらは一例だが、

会社で日々発生している人間の防衛本能

生産性を落としている事実について

どれだけの方が認識しているのか、

私は疑問に思っている。

社員の防衛本能が働く場面

前述のように、「上司に怒られるから」

という心理になると、

事実関係を話す勇気がなくなってしまうのは

当然のことである。

また、同僚や部下、あるいは上司といった

人物に対し、

「これを言ったら関係性が壊れるだろうな」

という人として忠告したいことも

言えずにいる場合もあるだろう。

さらには、事の重大さを理解しているものの、

「余計な問題に関わりたくない」という心理から

問題解決に対処しないというのも防衛本能の

一種である。

この防衛本能がもたらす組織への影響を

経済的な尺度で明確に計算できないところが

わかりにくい部分であるが・・・

人の防衛本能を理解してみる

会社員ともなると、自分の立場を守りたい

あるいはもっと立場を上げたいという

気持ちになるのは容易に理解出来る。

そんな気持ちを私は否定しない。

何故なら、それはその人の価値観の奥底にある

防衛本能が彼・彼女の行動を示しているからだ。

このような防衛本能によるアウトプットを認めつつ、

組織として有効に機能させていくのが

マネジメントであると私は認識している。

そこで、自分の部下がどんな時にどんな防衛反応を

示すのか考えてみることにする。

ある部下は、自分のミスを認めず、

自分の正当性を主張する。

ある部下は、自分のミスを認めたうえ、

平謝りをする。

ある部下は、自分のミスを認めたうえで、

素直に上司の指示を聞く

ある部下は、自分のミスを認めたフリをして、

その後は何ごともなかったように振る舞う。

上の4つのパターンすべてが

防衛本能が導き出したそれぞれの行動パターンである。

このように部下一人ひとりの防衛パターン

異なるので、

彼・彼女の防衛パターンを理解しながら、

組織を有効なものに変えていくことが

我々管理職に必要なスキルではないだろうか。

防衛コストの発生

前述した部下の防衛パターンは、

実は私の部下4名の特徴である。

ある研修を受けてから、

今はじめて部下達の防衛パターン

振り返ってみたのだが、

これまでの私は、彼・彼女の防衛パターン

考えずに接してきた。

だから、有効な組織になっておらず、

仕事が遅延し、質の低いアウトプットになった、

そのように思っている。

そこで、自分を内省してみよう。

「何故、全部の部下を同じように接してきたのか?」

その時の自分の心は、

「統制したい」という欲求と「統制されたい」という

欲求がアンバランスであったことが

一つの要因ではないかと考えてみた。

画像引用元:https://goo.gl/jdk91A

さらに内省を進めてみると、

「統制したいという欲求」は立場上、

彼らを最適な方向に導くことが必要であると言う

責任感からくるもの。

「統制されたいという欲求」については、

その欲求レベルが低いという感じがする。・

統制されたい欲求が低いのは、

「彼・彼女が考えるやり方が一番正しい」という

逃げのマネジメントをした方が楽だという

考え方に基づいたものであろう。

それでは何故、逃げのマネジメントになったかと言うと

「何をやっても上司が否定する」

「人前で罵倒される」

というネガティブな思考が働くから、

仮に部下達のやり方に違和感を感じても

「上司に報告すれば、どんなことも否定される」

といった諦めの思考に落ち着いてしまうからである。

実はこうした心理になってしまうのは、

部下たちも同じである。

彼・彼女たちの口癖は、

「どうせ何を言っても、部長(私の上司)の

言う通りになるんでしょ。」という具合だ。

読者の方は、ここで私がいる組織が

如何に無効な組織であることを

明確に理解していただけたかと思う。

ここまで来ると、

私をはじめとする部長が受け持つ部門は、

最高のパフォーマンスからかなり

遠ざかったアウトプットを繰り返し、

そのたびに部長は罵声を飛ばし、

また部下達のモチベーションが下がり・・・

といった負のスパイラルに陥ることになるのだ。

こうして私と私の部下との時間と

部長が我々を罵倒する時間は無駄な時間、

つまり無駄なコストを発生させていることとなる。

防衛コストを戦場に置き換えて考えてみた

防衛コスト

戦場と置き換えてみるとさらに理解が早い。

最前線で戦っている兵士は、

自分の命に危険が迫っている環境

使命を果たそうとして頑張っている。

彼らが欲しいのは、

弾薬をはじめとする武器全般と食糧といった

生命維持に最低限必要な物資だ。

そこで、

彼らが欲しい最低限の物資の調達が滞り、

弾薬も食料も尽き欠けていては、

戦闘意欲が湧かなくなってしまう。

私のいる組織は、まさにその状況下にある。

私を含む部下たちが欲しいのは、

自分に対する重要感

自分に対する有能感

自分に対する好感

である。

部長から自分の存在を否定するような罵倒

⇒自分が重要な存在ではないという認識になる

全否定による無能というレッテル

⇒自分の能力は高くないという認識になる

怒りというコミュニケーションによる不快感

⇒気分の悪い就業時間を過ごすことになる

こうしたことを続けることによって

部下たちは怒られ慣れ・諦め・放置という

それぞれのパターンの防衛本能を根源とする

行動を取ることになる。

部下一人年収500万として計算した場合、

4名で2,000万の人件費を会社は投入する

という計算が成り立つ。

彼らに

投資した分以上の成果を出していくためには、

彼らが持つ最大のパフォーマンス

引き出すことが必要となるが、

このような部長のもとでは、

最低のパフォーマンスの方が

私を含む部下たちは楽であり、

私たちは給料泥棒と言われても

仕方のない動きしか取れていないのも事実である。

言い換えると、給料泥棒を創り出すのは、

人の気持ちをコントロールできない

無能な上司がいるからである。

画像引用元:https://goo.gl/jdk91A

このように自己分析が出来るようになったのは、

先日受けた研修の賜物である。

このブログを書いている時点では、

まだ管理職として最適な行動を取っていないが、

一日でも早くこの状態から脱却するための

「最適な行動は何か?」を考え、そして実践に移したい。

参考記事:人生を変えるセルフイメージを高める方法